zz log

zaininnari Blog

Virtual PCからインポートしたvmdkファイルを圧縮可能にする

前回
VMware Player上でXP Mode仮想マシンをインポートして、ROを複数起動する
http://d.hatena.ne.jp/zainin/20091225/1261758823

問題点

  • Virtual PC(Windows XP Mode base.vhd)からインポートしたVMwareの実体ファイル(vmdkファイル)がそのままでは、圧縮ができない。

→ゲストOS側でいくらファイルを整理しようとvmdkファイルが肥大化する一方
→特にデフラグをすると余計に肥大化してしまう。

対応策


今回は1の方法を行います。

Virtual PC(Windows XP Mode base.vhd)を圧縮可能なvmdkファイルに変換

仮想マシンハードディスクイメージ変換(convert)ツール NHC
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/2994/tool/nhc.html


[参照] →「Windows XP Mode base.vhd」を選択 → [次へ]
→ 変換先の形式 [組み込み][VMware VMDK] (できるかぎり小さい〜はお好みで)→ [次へ]
→ アダプタのタイプ デフォルト [IDE][7(VMware Ver6.5)][ノーマル] → [次へ]
→ ファイル名の指定 例:Windows XP Mode.vmdk → [次へ]
→ 変換開始(時間がかかります)
→ 変換後、VMware Playerで起動(vmxファイルについては略、ここでは以前作成したものを流用)
(マウスが使えませんが、Tabキーと上下左右のキーで操作できます)

VMware Playerで起動した後にすること

VMware Toolsをインストールする前に
[プログラムの追加と削除] 「Virtual PC 統合〜」を削除します。
Virtual PCVMwareが競合してマウスの挙動がおかしくなるのを防ぎます。


ここは好みです。(最小構成のひな形を作成するため、操作しました)
[プログラムの追加と削除] → [windowsコンポーネントの追加と削除]
以下を削除
・MSN Explore
Outlook Express
Windows Media Player
Windows Messenger


●キーボードの日本語化

[コントロールパネル] → [クラシック表示] → [システム]

→ [ハードウェア] → [デバイス マネージャ] → [キーボード]

と移動し、

「Standard 〜」というキーボードのデバイスで右クリック

→ [プロパティ] → [ドライバ]タブ → [ドライバの更新をクリック]


Windows Updateへの接続 [いいえ、今回は接続しません] → [次へ]
→ [一覧または特定の場所からインストールする] → [次へ]
→ [検索しないで、インストールするドライバを選択する] → [次へ]
→ [互換性のあるハードウェアを表示] のチェックを外す
→ 場所 [(標準キーボード)]
→ [日本語 PS/2 キーボード(106/109 キー Ctrl+英数) ] を選択 → [次へ]
→ 再起動
→ 日本語入力ができるはず。


●XP側で、OSのログイン画面をスキップしたい場合


他人に勝手にPCを操作されるリスクがあるため、ご注意ください。

パスワードを設定してあっても入力せず自動的にログオンできるようになります。


ファイル名を指定して実行 → 「control userpasswords2」を入力

→ 自動でログオンしたいユーザーを選択

→ [ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要]のチェックをはずす


ファイルの圧縮

VMware Toolsなしでも可能ですが、
作業量が多くなるため、
VMware Toolsにnよる圧縮をおすすめします。


ここで、一旦シャットダウンして、
最小構成のひな形を作成しました。
(素:1,766,547,456 バイト → 標準zip圧縮:923,398,144 バイト)
参考:最高zip圧縮:921,362,432 バイト
   → 誤差
   最高rar圧縮(リカバリレコードなし):799,670,272 バイト
   → 時間がかかることだけはあります。


再び起動して、

 ここでは、Microsoft Security Essentialsを導入しました。(MS製無料のウイルス対策)


いよいよファイルの圧縮です。

VMware Tools を開く(右下のアイコン、または、コントロールパネル)
→[仮想ディスク圧縮] → [圧縮開始]
→ あとは案内に従っていけばokです。


また、
仮想マシンの設定からのハードウェアの設定 → [ユーティリティ]から、
ディスクの最適化やコンパクトが使用可能になっています。