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zaininnari Blog

●●の常識は××の非常識

  1. 現代将棋が表現する思想 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  2. 奇襲戦法の背後には理論の緻密化がある - アンカテ(Uncategorizable Blog)
  3. 「空白の二十年」を埋める営み(現代将棋を学ぶ) - My Life Between Silicon Valley and Japan
  4. インターネット時代のエンジニアの価値:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan
  5. web kikaku

を一気に読んで、感じたことを書いてみます。




「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」



web kikaku から引用

をもっと、上の段階で規定すると、

既存品の組み立てでボトムアップに組み上げても、
 新しいコンセプトに沿って、
 トップダウンに話をすると、新しいモノに見える。
先生

となる。

これを生み出す近道が、他人との交流にあるのかな、というのが最近の感想です。思い返してみても、交友関係が広い人は、多くの視点を持っている人が多いと思います。




営業ができるエンジニア、マーケティングに詳しいエンジニア、あるいは文章が書けるエンジニア、何でも構いません。その組み合わせがユニークであることが大切です。そしてそのユニーク性が差別化要因になります。



インターネット時代のエンジニアの価値:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan から引用

高速道路の先にある大渋滞に対して、どのような対応をするべきか、という問いの1つの解答例。

話は飛びますが、私は、昔に流行ったSMAPの曲「世界に一つだけの花」の有名なフレーズが嫌いでした。1つのユニークな要素を持っていても、「社会的に使えなければ意味がないじゃないか」と思ってしまったわけです。


もちろん、あの曲が流行ったのは、画一的な教育から抜け出したいという、という歴史的な背景に沿ったものだったと思います。


ですので、「ユニークな要素を持ちつつ、ナンバー1になるには?」、ということを考えると、一般的な特殊性(上記の引用例でいえば、エンジニアや営業職という職種にカテゴライズされていること)を持ちつつ、さらに、別の要素を持つ(複数のユニーク要素を持つ)ことで、それが達成できるのではないかと漠然と思っていました。


最近になって、上記の引用文たちを見て、言葉にしたかったことがビシッとあって当時のことを思い出しました。


さらに、脱線ですが、




あなたが仲間にしたいのは、ちからが255の戦士なのか、ちからが200で魔法が唱えられる勇者、どちらですか。



インターネット時代のエンジニアの価値:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan から引用

を見て、
幽々白書に、登場するキャラクター戸愚呂弟のセリフ
「技を超えた純粋な強さそれがパワーだ!!」
が脳内で再生され笑いました。


私的には、どっちつかずで、ドラクエⅢを想定すれば、
勇者、僧侶、魔法使いのあとに入れるならば、「ちからが255の戦士」を選び、直接攻撃を強化するのもいいですし、「ちからが200で魔法が唱えられる勇者」で臨機応変な対応ができるのもいいな、と思います。


但し、「ちからが255の戦士」ならば、敵を一撃で懲らしめることができるので、便利ですけどね。(そういうと、全体攻撃魔法[ギガデイン]でや一極集中魔法[ミナデイン]も便利という話になりますが・・・)


閑話休題。





「創造性以外のものは簡単に手に入る時代だとも言えるでしょう。」



現代将棋が表現する思想 - My Life Between Silicon Valley and Japan から引用

二重引用になってしまっていてすいません。


価値の源泉が、「農業→工業→情報→知識」というように、なっていることを端的に言い表した言葉だと思いました。


情報社会では、情報を持っている人から、持っていない人に情報が移動する際に、お金の移動が発生しました。
一方、知識社会では、創造される情報によって、お金が発生する社会だと考えます。


そこで、情報を自ら創造するには、蓄積された脳内データベースにあるものを、ユニークな視点で切り取るチカラが必要になると思います。


そして、ユニークな視点は、無から生まれるのではなく、日頃の関心(意識・無意識問わず)にかかっていると思います。つまり、ベクトル(力と方向)を持っていると、同じ方向にあるものに気付けるということです。


自動車で道路を走っているときに、対向車や信号を横切る自動車を見るのは、難しいことです。しかし、同じ方向に走っている自動車については、運転手や同乗者をしっかりと区別できる、というイメージを思い受けべてもらうといいかもしれません。


まだまだ、もやもやっとしたものがありますが、今日はここまで。